いつもはココマイスターの渋い赤茶の長財布を使っています。まだまだこのお財布も問題なく使えているし、使い込んだ革の感じも好き。それでも気になってしまう、そんなお財布がこちら。
もう本当に、ずっとずっと気になっていて、なんなら1年間くらいちらちらと目で追っています。「好きなものに出会うことも数少ないのだから、買ってしまえば」と人からいわれるし、自分自身でも思っている、そんなお財布なのです。
通販でしか売っていないし、この光沢のある感じが実際はどうなのか、まるでピンとこなくて迷っていました。でも、ある日のこと。駅でヒールのかかとを修理してもらっていて、ベンチに腰かけていたときでした。ふと来店したお姉さんが、これをもっていたのです。お姉さんのお財布がこれだというのは、見てすぐにわかりました。まだコートが必要で、全体的なコーディネートも黒っぽくなるような季節に、手元がぱあっと華やいでいたのをみて、これはすてきだなと、その時やっと納得できたのでした。
時間がたてばたつほど、いろんなことが熟成する。日曜日でした。