スカーフ
こんばんは。すっかり日が落ちるのが遅くなってきましたね。今日は久しぶりに定時上がりしたのですが、あまりの明るさにびっくりしました。（どうしてか少し罪悪感を覚えてしまうほど…）
どんどん、春から梅雨、そして夏に向かっていきますね。それにしても、今年は暑いです。気温もそうですが、日差しがとても強い。実は、わたしは小さいころに日光アレルギーでお医者にかかっていたことがあり、あまり日焼けに強くないのです。今年もなにかしら気を付けないと、と思っています。日傘とか…それとも…
また別のお話ですが、わたしは首元がすっきりしている服装が好きです。首元になにかあると煩わしいというか、息苦しいというか、重いというか。その為、ジャケットもあまり着ませんし、ネックレスもつけるとしたら華奢なもの。スカーフも、首元がモサモサしそうで今まで持っていませんでした。でも、このスカーフはちょっと気になってます。
2柄あります。個人的には、この青の柄の、やわらかな透け感がなんとも。そしてなんといっても、この配色。青・紫・白の繊細な取り合わせ。このストールがマネキンにふわふわと巻かれているのをウインドウ越しに見るたびに、少し立ち止まってしまいます。（実は、通勤の通り道にあるお店なのです）
いまだにオシャレ感度の高い場所は緊張するので、（学生時代の友人は知っていると思いますが、登校時はTシャツGパンビーサンも平気で着てた類の人間なので）実はまだお店に入っていないのですが、いつかきちんと手に取って見ていたい。
日記を書きながらThe Isley Brothersを聴いていたら、気分はすっかり真夏に。火曜日でした。
グラス
こんばんは。部屋の窓を開けていると、湿った夜風から水の匂いがしてきます。
先週末、コンランショップのトートバッグが気になって新宿パークタワーまで出掛けました。その日はすこし汗ばむくらい暑くて、強いビル風が吹き抜けていて。麻の白シャツと黒のロングスカートが、歩くたびに風にパタパタなびきました。
結局、その日はトートバッグが見つからず。でもせっかくだったので、ひとつだけ、きれいなグラスを買いました。
コンランショップ日本上陸20周年記念で、去年の夏からデュラレックスとのコラボ商品を展開しているそうです。ブルーの飲み口は、「コンラン」ブランドカラーをイメージしているのだとか。とても涼しげなグラス。きっと氷を浮かべたらいっそうきれい。こんなふうに、定番型にいつもと違うニュアンスが加わるって良いですね。どちらの”らしさ”も強調されて。
仕事柄、本当にうれしいことに、コンテンツに触れる機会が増えました。知れば知るほど、クリエイターや関係の方を「いいな」と思う。まぶしい。うらやましい。一生、この気持ちは変わりそうにありません。
水たまりの上を行き交う車の音がする、雨の日の月曜日でした。
DAOKOちゃん
新しいことを知ったり、好きになることが重労働になっている人、いませんか？自分の感性のアンテナをたてることが少なくなってる人、いませんか？気持ちを動かすのって体力のいることですよね。体を動かすのといっしょ。
さて、わたしはというと、本当に久しぶりにハッとするアーティストに出会いました。「DAOKO」ちゃん。
最初は、女子高生”ラッパー”という肩書に、わたしが聴くものではないのかな、と思っていました。ところが「水星」のMVをみて一転、頭から離れなくなるように。初回限定盤のＣＤを買おうと決めるのに、それほど時間は必要ありませんでした。ＣＤを買うなんて、数年ぶり。なんていう引力なのだろう。すごい。
「水星」の、真夜中の空気に声がとろけていく感じ。車からみえる湿った都会、液晶をつらつらと流れつづける文字列。わたしのなかにある（みんなのなかにもあるのかな）原風景みたいなものがブワッと溢れた。ああ、この景色に会いたかった。
これからも色んなところに連れていきたい、そんな音楽。日曜日でした。
ショルダーバッグ
あまりアウトドアな趣味はありません。そんなわたしも、最近は少しずつアクティブなことをする機会が増えました。
そんな外出があるときほど、いつも手持ちのバッグに迷ってしまいます。大きいのも、小さいのもなくて、ここぞというときには、身内から借りたりすることもしばしば。そんなとき、こういうのを連れていくのはどうだろう、と思ったのでした。
これぞ、ザ・マリメッコ。少し前なら、あまりの「ブランドものっぽさ」を敬遠していたと思います。でも、「いつも明るくて、元気で、すごいな」と思う子がこの赤を持っていて、なんだかかわいらしくて爽やかでいいなって。それなら、わたしだったら青を選ぶかなと。あと、最近は白・紺・青・水色（透明度があるものは特に）好きで、こういうのもありかなと思ったのでした。
好きな人がいて、その人の好きなものがすてきにみえるって、なんかいい。日曜日でした。
財布
いつもはココマイスターの渋い赤茶の長財布を使っています。まだまだこのお財布も問題なく使えているし、使い込んだ革の感じも好き。それでも気になってしまう、そんなお財布がこちら。
もう本当に、ずっとずっと気になっていて、なんなら1年間くらいちらちらと目で追っています。「好きなものに出会うことも数少ないのだから、買ってしまえば」と人からいわれるし、自分自身でも思っている、そんなお財布なのです。
通販でしか売っていないし、この光沢のある感じが実際はどうなのか、まるでピンとこなくて迷っていました。でも、ある日のこと。駅でヒールのかかとを修理してもらっていて、ベンチに腰かけていたときでした。ふと来店したお姉さんが、これをもっていたのです。お姉さんのお財布がこれだというのは、見てすぐにわかりました。まだコートが必要で、全体的なコーディネートも黒っぽくなるような季節に、手元がぱあっと華やいでいたのをみて、これはすてきだなと、その時やっと納得できたのでした。
時間がたてばたつほど、いろんなことが熟成する。日曜日でした。
腕時計
わたしには、ずっと大切につかっている時計があります。SEIKOのピンクゴールドの小ぶりな腕時計で、文字盤にこまかなダイヤモンドがついているもの。プレゼントしてくれた人はまだ学生でした。学生としては高価なもの。それを、「ずっと身に着けてくれるとうれしい」と、わたしにくれたのでした。
それ以来、学生のときも、社会に出てからも、通勤も休日も、ずっといっしょにいました。（この前、針がとうとう動かなくなってしまってオロオロしてロフトの時計屋に駆け込んだら「ソーラー電池だよ」といわれて今更ながらに性能を知った、そんな健やかで頑丈な時計なのです）
でも、あまり使いこみすぎても息切れしちゃうものなんだと、この前の革鞄事件でみにしみたので。次は、毛色がちがうこの子もすてきだなと思っています。
白くうすい文字盤のふちに、金の線が細くうっすらとひかれている。そして、腕にまかれる黒の革ベルトが上品。みた瞬間、すてきで少し溜め息がでました。
じいっと時計をながめる、真夜中。日曜日でした。
