新しいことを知ったり、好きになることが重労働になっている人、いませんか?自分の感性のアンテナをたてることが少なくなってる人、いませんか?気持ちを動かすのって体力のいることですよね。体を動かすのといっしょ。
さて、わたしはというと、本当に久しぶりにハッとするアーティストに出会いました。「DAOKO」ちゃん。
最初は、女子高生”ラッパー”という肩書に、わたしが聴くものではないのかな、と思っていました。ところが「水星」のMVをみて一転、頭から離れなくなるように。初回限定盤のCDを買おうと決めるのに、それほど時間は必要ありませんでした。CDを買うなんて、数年ぶり。なんていう引力なのだろう。すごい。
「水星」の、真夜中の空気に声がとろけていく感じ。車からみえる湿った都会、液晶をつらつらと流れつづける文字列。わたしのなかにある(みんなのなかにもあるのかな)原風景みたいなものがブワッと溢れた。ああ、この景色に会いたかった。
これからも色んなところに連れていきたい、そんな音楽。日曜日でした。